【ギャラリー】新川新堀霊岸嶋

【ギャラリー】新川新堀霊岸嶋

-「絵本江戸土産」六編20
(画像提供:中央区立京橋図書館)

「絵本江戸土産」は、1850(嘉永 3 )年から1867(慶応 3 )年にかけて出版された、江戸の名所絵とともに、その場所を説明する文章が記されている絵本である。初代広重、二代広重の手になり、この「新川新堀霊岸嶋」は初代広重によって描かれたものである。「絵本江戸土産」は別掲した「江戸名所図会」との画題の類似性も指摘されているが、ここでの新川は一ノ橋、二ノ橋、三ノ橋、そして隅田川、東京湾が俯瞰的に捉えられている。一ノ橋と二ノ橋の間の左岸側には新川大神宮の鳥居らしきものも描かれている。