【ギャラリー】江戸名所図会「新川大神宮」

【ギャラリー】江戸名所図会「新川大神宮」

-「江戸名所図会」一巻・天樞

江戸時代後期、天保年間に斎藤月岑によって刊行された江戸の名所図会。挿図は長谷川雪旦。こうした名所図会は必ずしも現実を正確に描写したものであるとは限らないが、この図には拝殿以外にも複数の建物が配置され、弁天、三峯大神、富士、牛頭天王などの末社も見られる広大な敷地となっている。なお、図の左上には「何の木の花ともしらず匂ひかな 芭蕉」の句が記されているが、これは芭蕉が伊勢の外宮を参拝した際の句である。